第52章 可愛い猫
その日の夕方、クグラはエトに猫の交尾写真を見せた。
クグラ「兄さん!これって猫がじゃれ合ってるだけだよな!?」
エト「ん〜…。」
純粋なクグラに交尾だとは言いにくいのである。
クグラ「涼子達が交尾だとか言うんだけど嘘だよな!?」
エト「(純粋なクグラに言いたくはない…が、言わずに笑われるのはもっと可哀想だよな…。)」
クグラ「兄さん!!本当のことを言ってくれ!涼子達が俺をからかって交尾って言っただけだよな!?」
エト「クグラ…これは間違いなく猫の交尾だ。」
中学の時のサンタの真実をエトは敢えて教えずクグラは本気で信じていて大恥をかき恨まれた過去があるのでエトは今回はちゃんと真実を伝えることにしたのだ。
クグラ「そんな…。」
エト「今の時期は猫が盛りが付く時期でな…。その辺でこういう行為をするんだよ。」
クグラ「ゔっ…可愛い猫がー!!なんかヤダー!!」
クグラはショックで部屋に閉じこもってしまった。
エト「あー!!俺の純粋で可愛いクグラが落ち込んでしまった!!」
そんなこんなありましたが約1時間後には立ち直ってケロっとしてるのがクグラなのです。
クグラ「涼子〜!今日の晩飯何だ??」
「カレーだよ!豪華にビーフカレー!」
クグラ「やったー!!」
「あんたさっきまで落ち込んでたのは何だったのよ?」
クグラ「ん?まぁ、もぅいいんだ!」
「あぁ、そうですか。本当に立ち直り早いのね。」