第52章 可愛い猫

「クグラ…これはね…交尾中なんだよ。」
クグラ「へ？？」
カンナギ「だから〜、セッ◯ス真っ最中なんだって！」
クグラ「……嘘ー！？」
ヤタカ「嘘じゃないよ。」
クグラ「そんなっ…道の真ん中なのに！？」
「猫だからね〜。見られたら恥ずかしいとかないでしょ。」
キクリ「今、ちょうどそういう季節なのよね。」
クグラ「そういう季節って？？」
「発情期よ。あんただってあるでしょ？やたらヤりたくなって勃◯しやすい時期とかさ。」
ヨルナミ「涼子さん！そういう言い方はちょっと…。」
ヤタカ「君は本当に下品だな。」
キクリ「ん〜、恋の季節って言ったらいいんじゃないかしら？」
ヤタカ「流石、キクリ！可愛い言い方だなぁ！」
「うわっ！またヤタカがキクリ見てデレデレしてる〜！」
ヤタカ「うわっ！とか言うな！！」
クグラ「…なんかヤダ！！」
カンナギ「ヤダって何がだよ？」
クグラ「猫が道端でセッ◯スしてるなんて信じたくねぇ！」
ヨルナミ「でもそれが事実ですからねぇ。」
クグラ「どうせみんなで俺をおちょくってるんだろ！？」
「いやいや、本当なんだってば。」
キクリ「涼子とカンナギは兎も角、私とヤタカとヨルナミはおちょくったりしないわよ。」
クグラ「可愛い猫がそんなことするはずない！俺はお前らの言うことなんて信じないからなー！！」
そう叫びクグラはカバンを持って教室を飛び出して行った。
「あーぁ、帰っちゃったよ。」
ヨルナミ「遅刻してやっと登校したと思ったらもぅ下校ですか。」
カンナギ「あいつ、学校に何しに来たんだろうな。」