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学パロおバカ物語(アラタカンガタリ)

第46章 学年末テスト


休み時間、ヨルナミが本を読んでいると三バカがやって来た。
「突然だが、我々はヨルナミに勝負を挑む!!」
ヨルナミ「は??何の勝負です??」
クグラ「我々三人は明日のテストでお前に勝負を挑む!」
カンナギ「我々三人の合計点数とお前の合計点数、どっちが高いか勝負だ!!」
ヨルナミ「…またバカなことを。」
無視して本の続きを読もうとした。
クグラ「なんだ?勝てる気しねぇか?」
ヨルナミ「…なんですって??」
「流石のヨルナミ様も私ら三人分の点数には勝てないわよね〜!」
カンナギ「完璧を求めるお前には負ける勝負は出来ねぇか!」
ヨルナミ「はっ!この私が三バカ如きに負けるはずがないではありませんか!」
「じゃぁ、勝負受けるのね!?」
ヨルナミ「いいでしょう!」
クグラ「よし!じゃぁ、俺らが勝ったらラーメン奢ってもらうからな!」
ヨルナミ「いいでしょう…では、私が勝ったら三人とも一日私の言う事を何でも聞くように!」
カンナギ「なにー!?俺らの要求はラーメンなのに!?」
ヨルナミ「せっかくの機会ですからあなた方をコキ使うのもいいかと思いましてね。」
クグラ「俺らを奴隷にする気か!?」
「絶対勝ってやる!!」
こうして三バカvsヨルナミの勝負が始まった。
その日の帰り…
カンナギ「おい!ヤタカ!」
ヤタカ「なんだい?僕とキクリはこれから二人でテスト勉強するんだから手短に頼むよ?」
クグラ「勉強手伝ってくれ。」
ヤタカ「……ふっ。」
「うわっ!何よ!コイツ!!」
カンナギ「鼻で笑いやがったな!!」
ヤタカ「だって…君達が今更勉強してもなぁ…。どうせテスト範囲がどこからか教えろって言うんだろ??」
クグラ「……なぜ分かった!?」
ヤタカ「毎回同じパターンなんだから分かるに決まってるだろうが!」
この三人はいつもテスト前に頭のいい人達に勉強を教えろと騒ぐのだが『そういえばテスト範囲ってどこからだっけ?』などと平気な顔で言うのである。
ヤタカ「まぁ、今回は僕とキクリで勉強したいから君達はたまには三人で頑張ってくれたまえ。」
キクリ「というわけだから、ごめんね?」
そう言うと二人は帰ってしまった。
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