第45章 中一の思い出

ヤタカ「…ん？？みんな僕がキクリを好きなの気付いてたのかい？？」
クグラ「あ？誰だって分かるだろ？」
カンナギ「いつもキクリのことスケベそうな目で見てたもんな！」
ヤタカ「んな目した覚えはない！！」
「まぁ兎に角！めでたく二人が付き合い出したということだし！お祝いに…あんたら私らに何か奢りなさい！」
ヤタカ「は？？何を意味の分からないことを！？」
クグラ「結婚式だって客に飯食わせるだろ？？それと一緒だよ！」
ヤタカ「…じゃぁ、ご祝儀くれるのかい？結婚式は客がご祝儀渡すだろ？？」
カンナギ「俺ら子供だぜ？祝儀なんて出せるわけねぇじゃん？」
ヤタカ「本当に君達はメチャクチャだな！！」
そんなこんな騒ぎながらいつの間にやら山の頂上に到着した。なかなか低い山である。
「ねぇ！みんなで写真撮ろう？？」
ヨルナミ「記念にいいですねぇ。」
カンナギ「よし！全員で撮ったら次はヤタカとキクリ二人で撮ってやろうぜ！」
キクリ「えっ？いいの？？」
クグラ「二人が付き合った記念だもんな！」
ヤタカ「みんな…なんやかんやで友達思いなんだな…ありがとう。」
「さぁ！向こうの茂みにGO！！」
キクリ「…え？？どういうこと？？」
クグラ「カップルになったらやる事があるだろ？」
ヤタカ「えっ…まさか…キス？？」
カンナギ「何言ってんだ？キスなんてその辺でできるだろうが。セッ◯スだよ！」
ヤタカ「なっ！君こそ何を言ってるんだ！？」
「もぅ！付き合うまで時間かかったんだからここでABC全部済ませちゃいなさいって！」
ヤタカ「いい加減にしろー！！」
〜回想終了〜

「いや〜！あの頃は私達も純粋だったわね！親に手紙なんて書いちゃってさ〜！手紙おかんに見られて爆笑されたけど。」
クグラ「だよな〜！全速力で山登りとかも若かったからできることだよな〜！俺はエト兄さんに見られてその日一緒に風呂入ろうって迫られた。」
ヤタカ「どこが純粋なんだ！ただのバカだろうが！」
ヨルナミ「全然成長してませんよね。」
キクリ「でも涼子達がバカみたいに坂道全力疾走してってくれたおかげで私達静かに話す機会ができて付き合うことが出来たのよ？」
ヤタカ「まぁ、それはバカに感謝かもしれないね！」
カンナギ「さっきからバカバカうるせぇよ！」