第43章 カンナギとデート!?
その頃クグラはヨルナミを自分の家に呼んで話していた。
クグラ「涼子…なんか女みたいな格好してカンナギと遊園地行ったんだぜ!?股引じゃなくてレギンスなんて履いちゃってさ!」
ヨルナミ「女みたいなって…元々、涼子さんは女性なんですから。女性の格好するくらい普通でしょう。今までが普通じゃなかったんですよ。」
クグラ「そうかもしれないけどよ?俺に内緒で二人でコソコソしてさ…。」
ヨルナミ「…カンナギって実は涼子さんのこと好きなんですかね?」
クグラ「……は!?マジで!?」
ヨルナミ「いや…勝手な想像ですが。あのカンナギがたまたまタダ券持ってたにしてもわざわざ涼子さんを遊園地に誘うというのが…いつもならヤタカに売るなりしそうじゃないですか。それにクグラや我々に知られないようにしてたわけですし…もしかして好きで二人でデートするチャンスだと思ったのかと…。」
クグラ「そんなー!!大変だ!このままでは涼子の処女が奪われる!!」
ヨルナミ「処女って…なんでいきなりそういう話になるのですか。」
クグラ「だってカンナギだぜ?遊園地の後にセッ◯スしようとする可能性が!!」
ヨルナミ「いや、いきなりの初デートでそんなことしないのでは?カンナギは下品で野蛮ですがそこまで軽い男ではないと思いますよ?」
クグラ「いや、心配だ!アイツ、ヤリ◯ンっぽい顔してるじゃんか!!…よし、ヨルナミ!!行くぞ!!」
ヨルナミ「行くって…もぅ、お小遣いないのでは?」
クグラ「……ヨルナミさん?貸してもらえませんか??」
ヨルナミ「今日はそんな持ち合わせてないから無理ですし何より、まだ宿題の途中ですよね?」
実はヨルナミに宿題を見てもらっている途中だったのである。
クグラ「ゔっ……」
ヨルナミ「色恋沙汰の前にやるべき事をやりましょうね?(エト先生が帰ってきたら遊園地行けるように誘導しましょうかね。)」