第43章 カンナギとデート!?
休み時間に涼子はスマホで漫画を読んでいるとカンナギに声をかけられた。
カンナギ「涼子、クリパやった時の約束覚えてるか?」
「へ?何かあったっけ??」
カンナギ「野球拳で勝負した時…俺が勝ったら言うこと聞くって言ったよな?」
「……そうだっけ??」
カンナギ「とぼけるな!今度の日曜にちょっと付き合え!」
「どこに!?…まさか、ラブホ!?」
カンナギ「お前が行きたいならいいぜ?」
「いや、割引券もないのに行かないから。」
カンナギ「……遊園地の入場券貰ったんだ。だから行こうぜ。」
カンナギは入場券を二枚見せた。
「えっ!?それが命令!?」
カンナギ「……なんか悪いか?」
「いや、全然!でも…二枚じゃクグラとヨルナミは行けないねぇ。」
カンナギ「あぁ、だから二人で行くぞ?」
「カンナギと二人でとか珍しいね!いいよ!何時にどこで待ち合わせ??」
カンナギ「そうだな…9時にお前の家に迎えに行くから寝坊するなよ?」
「はいよ!早く日曜にならないかなぁ〜!」
そして早くも日曜日になりカンナギが涼子の家に迎えに来た。
カンナギ「涼子〜!迎えに来たぞ。」
「はいは〜い!今行く〜!!」
カンナギ「…………お前、その格好…。」
「あぁ…キクリがさ〜カンナギと二人で遊園地行くって話したら、たまには可愛い格好しろとか言ってコーディネートしたのよ。」
涼子はダサいジャージや楽な格好でなく珍しく年相応の女の子らしい格好をしていた。
「キクリはこの方がいいとか言うけどさ〜私らしくないよね〜?」
カンナギ「……結構似合ってるぜ。」
「……笑い飛ばしてくれるかと思ったのにまさかの反応だわ。」
カンナギ「…素直に褒めたんだから喜べよ。」
「……ありがとう。」
家の外で話してるとクグラがやって来た。