第36章 父母登場!
父「では、キクリちゃん。おじさんと今度デートしようか??……ぐあっ!!」
今度は母に蹴りを入れられた。
母「可愛いキクリちゃんにセクハラすんな!クソ親父!!」
キクリ「ははは…おばさま程々にしてあげてください。」
ヤタカ「(涼子のセクハラ癖は…この父親似なのか…。)」
父「で、クグラ以外の男三人は…涼子ちゃんの新しい家来かい??」
カンナギ「は!?家来じゃねぇし!」
ヤタカ「僕たちはただの友人です!」
ヨルナミ「家来なのはクグラだけですよ。」
クグラ「だから家来じゃねぇっての!」
「そうよ!クグラは私の手下よ!」
クグラ「それも違うし!つーか、家来も手下も似たようなもんじゃねぇかよ!」
カンナギ「俺らは中学からの友達っすよ。」
母「あぁ…カンナギ君のことは中学の頃、涼子から聞いたことあるかも!キクリちゃんとクグラと四人でつるんでたんでしょ?」
カンナギ「えぇ、まぁ…。」
父「ヤタカ君とヨルナミ君は中学で同じクラスじゃなかったのかい??」
ヤタカ「中1の時はクグラと涼子とキクリとカンナギは同じクラスで僕とヨルナミは隣のクラスだったんですよ。」
ヨルナミ「でもクグラと涼子さんとは委員会が一緒になってそれで話すようになったんですよね。それから2年になって全員同じクラスになって。」
クグラ「今もずっとクラス一緒なんだよな!」
父「そうか。いつも涼子ちゃんとクグラと仲良くしてくれてありがとうな。」
「うわぁ…親っぽいこと言っちゃってるよこの親父。」
父「だって親だし〜!」
クグラ「つーか、涼子の父ちゃんと母ちゃん何日こっちに居られるんだ?」
母「明日には戻らないといけないのよね。それまでにお姉さん達に挨拶しときたいんだけど…。」
ちなみにお姉さんとはクグラの母である。クグラの母と涼子の母は親族ではないのだが、昔から近所に住んでて仲が良く姉妹のように育ったのだ。ちなみにクグラの母のが結構年上で子供の頃は涼子の母の面倒をよく見ていたのである。
クグラ「母ちゃんなら夕方の5時には帰ると思うぜ?」
母「じゃぁ5時過ぎたらちょっとお邪魔するから!てか、お腹空いたから何か食べましょうか!」
今丁度お昼時である。