第33章 ラブホ
カンナギ「…普段こっちが散々セクハラされてるんだからちょっとくらいいいんじゃねぇの?」
クグラ「……よし!いっちょ覗いてみるか!!」
二人で涼子の風呂を覗きに行くことにした。
なるべく音を立てずにそーっと風呂の扉を開けてみる。
カンナギ「……なっ!?」
クグラ「涼子…お前……」
「おほほほほ!!やっぱり覗きに来たわね!スケベコンビ!」
カンナギ「スケベコンビ言うな!!」
クグラ「つーか、なんでそんなん着てるんだよ…。」
「最初からラブホのお風呂入るつもりだったし!絶対あんたら覗きに来ると思ってたからスクール水着着て来たのよ〜!まぁこれはこれで萌えるでしょ?」
カンナギ「はっ!お前のスク水姿なんかで萌えるかよ!」
「なにー!!女子高生のスク水なんて萌えの要素満載じゃねぇかー!!」
そう言いながら涼子はシャワーのお湯をカンナギに向かってかけた。
カンナギ「うわっ!何すんだよ!俺着替えねぇんたぞ!」
クグラ「俺も…カンナギのせいで、とばっちり…。」
「バスローブ2着あるでしょ?それ着れば?で、服はエアコンで乾かしな〜!」
そして二人は仕方なくバスローブに着替え乾きやすい位置に服を置いてエアコンでじっくり乾かす。その間に涼子も風呂から出てきた。
クグラ「……なぁ、思ったんだけどさ…もぅ二時間普通に過ぎてねぇ?」
カンナギ「…あっ!ヤベェ!このラブホ三時間過ぎると自動で泊まりに切り替わるんだ!」
「あんた詳しいわね?てか、もぅ四時間は居るわよね?」
クグラ「泊まりだといくらだ…げっ!10000円だ!」
「でも半額だから5000円よね?クグラ出しといて〜!」
クグラ「バカ言うな!さっきバ◯ブで4000円使ったんだぜ?あと300円しかねぇし!」
「…じゃぁ、カンナギは?」
カンナギ「俺は…クグラの家で乱闘やるだけのつもりだったから…1円も持ってないぜ?」
「嘘でしょー!私2000円しか持ってきてない!」
クグラ「はー!?なんでもっと持ってこないんだよ!」
「いや〜二時間以上居るつもりなかったからね〜。」
カンナギ「どうするんだよ…。学校や親に連絡されたら最悪だぜ?」
「…クグラ、エト兄ちゃんに連絡してお金貸してもらってよ。」
クグラ「えー!俺、兄さんに知られたくないんだけど…。」
「だって他に頼める人いないでしょ!?」
クグラ「ヤダー!!」
