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孤独な夜の瞼の裏には...【鬼滅の刃】

第5章 秋影に時雨る心、声は見えぬ漣となりて



「何か、お手伝いできることがありましたら、遠慮なく頼って欲しいです」

そのようなことを言っても、姉は頼ってはくれないだろう。

それでも言わずに去ることが出来なかった。

静かに引き戸が閉められ、下駄の音が遠くなるのを聞いてもその部屋から何の物音もしないまま。

夕暮れになっても、夕日の色が色濃く深くなっていくだけであった。










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