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恋は突然やってくる

第2章 流れる日々


田中さんが
話を進めてたけども
初営業も済ませ
本格的に営業の仕事をすることになった。

私の勤める会社は、
イベントを開催するという業種。
まず、
企画部が出した案件を会議で聞き
営業部とディスカッションをする。
審議して企画が通れば
営業部が取引先へ話を持っていく。

そして、取引先がOKを出したら
企画部と連携しながらも
営業部が終わりまで
取引先と接するという流れだそう。

私は、企画を理解するのに必死。
企画は1つだけではなく
2つや3つ、同時進行な時もある。
頭の中がパニック!

そんな中、
初営業の時に持っていった案件が通り
そのイベントの準備に大忙し。
毎日、残業で
自然と田中さんと
一緒に帰ることになる。

疲れてるはずなのに、
いつも笑顔で接してくれる。
それに、イベントの準備をしている時は
ちゃらさはなく
上手くいくように真剣に取り組んでいる。

ちゃらくて、苦手なんて言って
ごめんなさい(笑)


イベント当日。
もちろん、警備の人はいるし
専門のスタッフもいるけれど
進行を見守るためにも
企画部と営業部は
イベント会場に居なければいけない。


予定通りにイベントが終わり
みんなガッツポーズ!
私は大したことをしてないけれど
達成感のようなモノがあった。
この仕事、楽しいかもと思った。


「みうちゃん、
楽しかったでしょ?」


「田中さん!
はい!楽しかったです!
もっと、スキルアップしたいと思いました」

「導いてあげるって言っただろ?
まだまだ、こんなもんじゃないぞ!」


私の田中さんを見る目が
変わっていった…
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