第2章 王子様の秘密
「あ、あっ、ん、ぅっ、もうおかしくなっぢゃう………♡」
「あんなに強気だったのに快楽堕ちとか、ばかだねえ澪ちゃん」
そう言って笑う霧島が憎くて仕方ないのに何も言えなくて。脳が飽和して何も考えられなくなってしまう。
「霧島……………もう、イケないっ、〜〜〜〜」
「名前で呼んでよ俺の事。好き好きって言いながらもっとイッて。俺が満足したらやめてあげるよ」
「いみ、わかんな………、待って、またおっきいの来ちゃう"♡」
おかしいくらいに身体が脱力して、霧島によりかかることしかできない。
「もう疲れちゃったんだ。でも澪ちゃんのここ、すっごいひくついてる。俺のおくに欲しーって、子宮吸い付いてくるよ?」
「言わないで、いい!」
恥ずかしくて、自分が女で霧島が男なんだって分からせられる感じがして嫌なのに。
「いまなかきゅって締まったね。意地悪言われて感じちゃうんだ澪ちゃんは」
「ちが、っあ、あ、?、霧島止まって…、んぅ、!」
「名前で呼べって言ったじゃん。言うこと聞けないの?」
「ちがう、……無理なんだもん、っ、もういくの、やらぁっ」
下から突き上げられて、それが奥まで届いちゃって。訳が分からないくらい気持ちいい。でも、怖くて。戻れなくなりそうで………。
「じゃあ碧って呼んで。抱かれるの気持ちいいって言ってよ」