第1章 き、きちゃった?!
俺の呼吸、力を奪う玲人のキス。
「んんっ…ぁ、はぁ」
唇が近づいては離れ。
舌が絡み合っては遠のいていく。
いつの間にか俺の制服のシャツははだけ、そこから覗く素肌に体がビクリと反応した。
「圭……」
玲人の手のひらが素肌をなぞり、俺の胸の突起をクリクリと刺激し始める。
「やっ、ぁ…んぅ!」
「本当…感度いいな…」
ニヤリと笑った玲人は見せつけるように俺の素肌に舌を這わせ、俺は恥ずかしさから顔を手で覆う。
「隠すなよ…」
「ゃ…だ…」
恥ずかしい。
玲人の手のひらや体温、舌に感じて乱れてしまう自分が。
ぐっと唇を噛んで、声を抑えながら玲人の愛撫に耐える。
そんな俺の頭の中に一つの疑問が浮かび上がった。