第2章 本当に生理…?
意気込んでみたものの、こう種類が多い中でどれが自分に合うものなのか…。
それを見つけ出すのは難しく、どれも同じじゃないか?とパッケージと睨めっこを繰り返す。
「…んー、圭。前俺が買ってきたのはどうだった?」
棚からとっては戻しを繰り返していた俺の隣で玲人が口を開いた。
俺はあの日、玲人が買ってきてくれたナプキンを思い出しつつ口を開く。
「どうって…オムツしてるみたいで嫌だった」
素直に感想を述べるのが恥ずかしくて、俺は早口に言葉を連ねるとまた棚に視線を戻した。
…顔熱い。
なんで玲人にこんな感想を述べてるんだ?
熱を冷ますように小さく首を振っていると、俺の手の中にあったナプキンがひょいっと玲人に奪われ、隣に視線をやる。
「お前にはこっちの方がいいかもな」
そうしてわたされたナプキンパッケージ。
これ、今俺が持ってたのとどこがどう違うんだ?