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生理系男子の憂鬱。

第2章 本当に生理…?


鋭い玲人の視線が体を貫く。

黙ったままの俺の頭を優しく撫でながら、玲人は口を開いた。


「自分にあったモノを見つけるのは大事な事だ。…かぶれたりしたら嫌だろう?」


かっこいい事を言っているつもりかも知れないがよく考えて欲しい。

玲人は今、ナプキンを片手にこの言葉を言っているのだから…。

しかし変に真剣なその言葉に意見することは難しく、俺は渋々その言葉を受け入れる。

隣で棚の中に並べられたナプキンのパッケージを見つめる俺に納得したのか、玲人はその唇に笑みを浮かべるのだった。


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