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生理系男子の憂鬱。

第2章 本当に生理…?





「…ふぅん。最近のは色々あるんだな…」



玲人が独り言を呟きガサガサとナプキンを選別する音を背後で聞きながら、俺は手のひらで顔を隠ししゃがんでいた。

無理無理無理無理。

帰りたい、っつか帰っていい?!!

「圭これは?」

「っ!!!」

ぽんっと手のひらに乗せられたそれにビクッと肩を跳ねさせた俺は、辺りを確認した後、乱暴にそれを棚になおした。

「え、やだった?羽なしのほうがいい?」

羽…?

いや、そういうことじゃなくて!!

「もうほんっと無理だから!!はやくっ」

「………圭」

はやく帰ろうと続けようとした俺を遮って玲人が名前を呼ぶ。

怒鳴られた訳では無いが、有無を言わさないその声に、俺はぐっと言葉を飲み込んだ。


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