• テキストサイズ

生理系男子の憂鬱。

第2章 本当に生理…?


「よし。…圭、薬局行くぞ」

「へ?」

突拍子もない玲人の発言に首筋を傾げる俺。

いきなり何を言い出すんだ。

何処かに遊びに行くとかならまだ分かるが、薬局に遊びに行くなど意味が分からない。

その言葉の意味を理解しようとする俺を余所に、玲人はソファーから立ち上がった。

「ほら圭。早く準備しろ」

「いや…、薬局に何しに行くんだよ」

急かす玲人に疑問を投げかけると、玲人は動きを止めて俺を見つめてくる。

え…。俺、何か変なこと言った?

きょとんとする俺を見てニヤリと口角をあげた玲人に、ゾクっと背中が粟立った。

これは絶対嫌な予感が…。

ゴクリと喉を上下させた俺を見下した玲人が口を開くその動作がやけにゆっくりに見えた。





「ナプキン買いに行くんだよ」





はああああ?!!!


耳を疑いたくなるようなその発言に、声にならない叫びを声を俺は心の中であげるのだった。


/ 61ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp