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生理系男子の憂鬱。

第2章 本当に生理…?


深くは追求してこない玲人。

まるで俺の表情を見て全てが分かったとでも言いたそうなその顔に、少し苛立ちを感じる。

俺には全てを見せてくれないくせに、俺だけが全てを見せているような感じ。

まあ、玲人はそんなに表情から感情が分かると言うタイプではないし、俺が分かりやすいだけと言うことかも知れないが…。

何か腑に落ちないよな。

ぼすっと玲人の膝に頭を乗せて頬に空気を入れて膨らませる。

「何か困ったことになったらすぐに言えよ」

わしゃわしゃと髪を撫で回されて髪が乱れた俺を見て笑う玲人に少しだけ、気持ちが和らいだ。


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