第2章 本当に生理…?
…なるほどな。
ゴミ箱の置いてある意味が分かった時、妙に感心した。
始めてそこに自分のモノを捨てた時のあの緊張と、もしもばれてしまったらどうしようと言う不安。
しかし俺の思いとは裏腹にばれる事も、家族からのツッコミもなく、俺は一週間の間そこにゴミを捨てていた。
人知れず苦労している女子達。
2、3日もすれば、ナプキンを付けた時の違和感も無くなり、手際よくそれを付けれるようになった自分を嫌にもなった。
…俺、こんなんで大丈夫なんだろうか。
感傷に浸っていた俺は、玲人におでこをぺちんと叩かれた事で現実に引き戻された。
「ぃてっ…!」
「とりあえず、何ともなさそうで良かったよ」