第2章 本当に生理…?
それまではコソコソと部屋に戻り、ビニール袋に入れて縛った後、ゴミ箱の底に捨てていた女子の必需品アイテム。
トイレから出て誰にも見つからないようにと毎回肝を冷やしていた。
その必要性がなくなったのは、ある興味からポツンと置いてあるゴミ箱を開いたことからだった。
“…え?”
開いたゴミ箱からは生理独特の匂いと、俺も使っている女子の必需品アイテムが中に入っていた。
まあ、少し考えれば分かることだが。
毎回女子がいちいちトイレの外に持ち出して捨てると言う面倒くさい二度手間。
そんなことはする意味がない。
現に、学校にいる女子もそんなそ素振りを見せた事はなく、そう考えるとトイレにポツンと置いてあるゴミ箱の意味も分かる。