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世界は変わらないと知っていても

第9章 最終決戦


だから、いつでもシシアのそばで支えてあげらるようになりたいと。
シシアがこの戦いを見届けると言うのなら、俺も彼女を見届ける。

「イザーク・・・。私がどんなことをしても・・・愛してくれる・・?」

「ああ、お前が世界を滅ぼそうが、俺を殺そうが俺はお前のことを愛している。」

もっと、もっと深い言葉がどうしてないのだろうか。
愛してるだけでは伝えきれないほど愛おしい。

「だから安心していけ・・・」

シシアは覚悟を決めたように瞳に力を入れた。



次の作戦がきっとこの戦争の終わりだろう。

「シシアお前はラクス・クラインを叩け。」

ザラ議長の言葉に誰もが驚きを隠せない。
実の姉を打てと命令してくるとは。

「アスランもですか?」

「構わん。」

すでにクルーゼに宣言したためかもうその言葉に迷いがなかった。
シシアは一人で顔を曇らせた。

「シシア・クライン、ユニコーンでる!!!」

重力がないだけでこんなにもスムーズに動ける。
エンジン質力を最大にさせる。
音速を超えるほどの速さでエターナルとアークエンジェルへ向かう。

「ユニコーンきます!!」

「シシア・・・・」

ラクスが哀しそうに名前を呼ぶ。

「どうするお嬢さん?」

バルドフェルドに声をかけられるものの、ラクスはその問いに答えられなかった。

「もやめるんだ!どうして!あんなものを守るんだ!!」

「久しぶりね、キラ・ヤマト!!この戦争、あなたが諸悪の根源であると自覚がないようね!!!」

「シシア!!!」

ラクスが非難の声を上げる。

「何が違うと言うの!!その力を与えたのはなたよ!ラクス!!」

「やめろ!シシア!!!」

ディアッカが、フリーダムとの間にビームを放つ。

「どうして戦わなくちゃいけない!!」

「それはあなたが裏切り者で私がザフトだからよ!!」

そこにアストレイも加勢してくる。

「やめろ!前に出るな!!」

キラの制止も虚しく4機落とされ、3機が被弾した。

「シシア・・・・。」

落ちこぼれだと思っていた彼女にここまで力があるとは思わなかった。

「本気で戦いなさい!!キラ・ヤマト!!」

「うぉぉぉぉ!!!」

フリーダムの動きが鋭くなる。
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