第6章 地球へ
「そんな!」
「ま、そういうことだ、今日は宿舎でお休み。明日になれば母艦の準備も終わるってことだからそれからだな。行くぞシシア。」
シシアに手を伸ばす。
「大丈夫よニコル。」
そう言い残し、イザークとともに部屋を出る。
「シシア・・隠すな・・。」
「恥ずかしいもの・・・・。」
何度してもこの行為にはなれない。
回を重ねるごとに快楽が倍増する。
痛みはもう感じなくて、必死に理性を保つためにシーツを握りしめている。
「ダメだ。」
私に対するイザークはかなり優しい。
「イザーク・・・。」
両手を押さえつけられ、首元に顔を埋めてくる。
ピクリと体が反応する。
体は正直だ。
とろりと温かいものが流れて行くのを感じる。
クスリと笑われて、恥ずかしくなる。
「もう濡れているのか?」
押さえつけていた手を離し、下半身に手を伸ばす。
クチュリといやらしい音が響いた。
指が触れた時、体がピクンと反応した。
胸を優しく触りながら、下腹部からその下へキスをしていく。
「ダメっ・・・。」
彼の舌が敏感なところに触れる。
思わず体を捻ってしまう。
動かないようにイザークに抑えられる。
声を出さないように必死に我慢する。
その代わりに、体が敏感に反応する。
焦らすように、触れるか触れないかのギリギリを攻める。
そして、満を持してチュッと軽く吸われる。
「あっ・・・!」
思わず小さな悲鳴をあげる。
それを愛おしそうに眺め、再び唇にキスをする。
深く深く。
そしてイザークも服を脱ぎ始める。
鍛えられた精悍な体つきを見ると胸がドキドキする。
「好き・・・。」
思わず気持ちが漏れてしまう。
「ああ、俺もだ。」
キスをしながらゆっくりと彼のものが入ってくる。
きゅっと閉まるのがわかる。
その度彼の口から吐息が漏れる。
「・・・しめるな・・・。」
そう言われても、自然となってしまうのだからどうしようもない。
「好き・・。」
なんだか今日は甘えたくて、彼に手を伸ばす。
お互いに手を握り、ゆっくりとイザークが動き出す。
ゆっくりと、ゆっくりと小さな快楽が広がっていく。
「好き・・・。」