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世界は変わらないと知っていても

第6章 地球へ


「シシア!!!」

イザークが勢いよく扉を開けるとシシアはバルコニーから夕日を見ていた。

「イザーク・・・・。」

いきなり開いた扉とイザークに驚き、目を丸くする。

「シシア・・・。」

お互いがゆっくりと近づく。
イザークがシシアの手を取り、シシアは微笑んだ。

シシアは深い群青色の長袖のドレスを着ていた。
その深い青は彼女の白い肌をより際立たせた。
ピッタリとしたデザインで彼女のスタイルの良さがうかがえる。
スカートは綺麗なAラインで綺麗なシルエットだ。

イザークは彼女の頬を優しく撫でる。
それを見つめるシシアに我慢ができず、キスをした。

久しぶりに感じる唇、体温。
その細い体を思いっきり抱きしめる。

「あら、アツアツね。」

「見せつけやがって。」

そこでイザークがハッとする。
二人がいたことに。
シシアは恥ずかしさで俯いていた。

「いいわ、ここの部屋あなたにあげる。二人で楽しんで。」

アイシャはディアッカの首根っこを掴んで連れて行った。

「改めて、こういった服を着たお前を見るのは初めてだな・・。」

シシアは恥ずかしそうに顔をイザークの胸に埋めた。
愛おしさが溢れてくる。
彼女の顔を上げさせ、キスをする。

啄ばむような優しいキス。
彼女がほっと力が抜けた瞬間に舌をねじ込む。
ピクリと体が反応したのがわかる。
彼女のほおが薔薇色に染まっていく。

可愛くて、愛おしくて押し倒したくなる。

「シシア・・・。」

至近距離でつぶやく。
彼女の体が固まったのがわかった。

「嫌なのか?」

「嫌ではなくて・・・。怖いのの・・・・。」

さっきまでの甘い雰囲気がなくなり、うつむく。
彼女のために待って上げたいという気持ちと我慢できに会いという二つの思いで葛藤する。
そんなイザークを見てシシアは心が痛んだ。

「イザーク、私・・・。」

ピッタリと隙間を埋めるようにひっつき、イザークにキスをする。
その瞳を見たイザークはシシアをベットへと連れていった。
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