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世界は変わらないと知っていても

第4章 ヘリオポリスの悲劇


「あれだ、報告通りだな。」

「つつけば慌てて巣穴から出てくるって?やぱっり間抜けなもんだな、ナチュラルって。」

「報告では5機あるはずだが?」

「俺とラスティーの班でいく。イザークたちはそっちの3機を。」

「オーケー任せよう。各自登場したらすぐに自爆装置を解除。」

順調に作戦が実行されてく。

「シシア??」

「私は奥に行く。気になる場所があるの。」

そう言うや否や、彼女は周りの反応を無視して飛び出した。

「おい!!まぁいい!行くぞラスティー!」

ここで止まっているわけにわいかない。
敵が混乱しているすきに終わらせなければ。
各々の場所に皆散っていった。

「ここ・・・。」

銃を構える隙を与えず、次々地球軍の軍人を打っていく。
血の匂い。
これが戦場の匂いなんだ、とぼんやりと考えてさらに走る。

「これ・・・。フェイズシフト装甲じゃない?」

灰色の他の機体とは違い、シシアが見つけた機体は真っ白だった。
なぜか誰もおらず、難なくコクピットにたどり着く。

「これ、生体認証・・・。」

動かすために仕方なく登録する。

「よし・・・。」

動かそうとコクピットに乗り込み、基礎情報をみる。

「なにこれ・・・。全くできてない。」

いくらプログラムを書いても動かすの精一杯なのだろう。
しかし機体の設計図が内蔵されているため持ち帰れば何か役にたつかもしれない。
ひとまず逃げ切れるだけの動きができるようにて機体を動かす。

「・・・・・・ティ・・失敗・・。」

誰かが失敗したとかすれた通信の声が聞こえた。

「失敗・・・。」

そうか、失敗と言われるのか。
まるで道具だ。

できるかできないか。

「RXーO ユニコーン・・・。」

武器を持っていなため、建物を壊す。

コロニーは火の手が上がり、悲惨なことになっていた。

「私が起こした・・・。」

後悔はない。
これが戦争だ。

「シシア・クライン。地球軍の新型機を奪取。これより帰投する!」
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