第3章 ザフトへ
イザークとシシアが恋仲になっているのは驚きだった。
シシアを隊に入れたのはクライン家だということはもちろん、彼女の可能性を見越してだ。
そのために彼女を落としておこうと思ったものだが、すでに恋人がいるとはやりにくい。
家族との関係がどうあれ、生粋のお嬢様だ。
二股なんてできないだろう。
「だが、良いコマを揃えれたな。」
クライン家
ザラ家
ジュール家
エルスマン家
アマルフィー家
これだけ重要な人物が集まるのも珍しい。
クルーゼは薬を口に含む。
「さて、どうのような終わりを迎えるかな?」