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世界は変わらないと知っていても

第3章 ザフトへ


「初めまして、エドモンド・ヴィアルだ。」

茶髪の筋肉質の男が片腕をあげながらやってくる。

「ココアです!よろしくお願いします!」

もう1人の女性メンバーだ。
ピンク色の髪の毛を後ろで高々と結いあげている。
守ってあげたくなるような雰囲気だ。

「エル・ホワイトだよ。よろしく」

ココアと一緒にやって来たエルは長髪の男だった。

「ああよろしく。あと一人か、真っ先にきてそうなのにな。」

「知り合いですか?」

「ん?タメでいいよ。知り合いじゃないけどさ、何と無く知ってるよ。」

確かに想像する彼は几帳面そうだ。
だがまだ時間には遅れていない。

「もう少し時間もありますし、待っていましょう。」

イザークが来るまで簡単な雑談をしていた。

「遅れた。イザーク・ジュールだ。」

悪びれる容姿もなく、堂々とやって来る。

「どうしたの?腹壊した??」

早速ディアッカが絡む。
イザークはきっと睨む。

「教官と話をしていたんだ・・・。」

「もう時間ギリギリだよ。早く行こ??」

可愛らしくココアが首をかしげる。
イザークはそれを一瞥すると無言で歩き出す。

「あ、おい!!」

誰もが同じことを思っただろう。
急いでイザークの後をついて行く。

支給された服を受け取り、各自で着替え1時間後に集合となった。

「俺とお前一緒の部屋だって知ってる?」

ディアッカがスタスタと歩くイザークに話しかける。

「どうでもいい。」

「おいおい、冷たいな。それより班に女の子二人もいるなんてラッキーだな。ラクス・クラインの妹?かなり美人じゃん。噂とかあるから気になってたけど。影がある感じ?そそるなー。」

その言葉にイザークは若干引いた。
こいつと同室とは。

「どう思う?」

「その女が面倒臭いんだ。どうしても男より身体能力は低い。つまり足手纏いになる可能性が高い。」

「モビルスーツ乗っちゃえば生身で戦うなんてことないからいいじゃん。」

能天気な野郎だと一睨みする。

「それよりも、お前ハーレムだな。」

「は?」

「班内の二人ペアの場合、3人ペアの場合の組み合わせみてないの?」

急いで端末を出し確認す。

「何ぃ!!」

二人ペアの場合、シシアと。
3人ペアの場合シシアとココアとだ。
最悪だ。

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