• テキストサイズ

天命と共に 【文豪ストレイドッグス】 第三者目線

第5章 本編 第12章 たえまなく過去へ押し戻されながら


「与謝野女医!」

探偵社の事務所に戻ってきた中島が第一声に発したのは専属医の名だった、彼に続き、谷崎兄妹も入室する

「妾なら此処だよ」

奥から現れたのは探偵社専属医の与謝野だった

「与謝野女医! 徳冨さんが目を覚まさないんです!」

「……見せてみな、」

外傷もあるみたいだねぇ、と顔を寄せ、血に濡れた痕跡のある徳冨を診て与謝野は呟いた

「それと……軽い脳震盪を起こしてるから早く診てもらえと近くを通り掛かったお医者さんが」

「脳震盪……!? 判った、治療の前に先に検査をする! 谷崎! そのまま徳冨を医務室へ運びな!」

「は、はい」

適切な指示を送る与謝野は急ぎ医務室へ運ぶ谷崎の後を追う

中島はその後ろ姿を不安そうに見送ったーー
/ 73ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp