第6章 6
「れ~~~ん~~~~!!」
「うげ!」
「てめぇ、俺の句集どこに隠しやがった!!
毎度、毎度いいかげんにしやがれ!」
「お前、またやったのか・・・。」
「だってね…歳の反応が楽しいから♪」
「蓮!今日という今日は許さねぇー!
…そういやぁ左之、今日蓮の家に行くんだろ?」
「あぁ。」
「俺も行く。」
「え…歳来るの?」
「お前ん家に行って反省するまで説教してやるよ」
「なっ!歳の鬼!ドS!鬼畜野郎!」
「それは褒め言葉としてもらっとくぜ(笑)」
「歳のバカーーーー!」
「蓮。もう諦めろ。」
「まぁ、今日は用事が少しあるから遅れて行く。
じゃあまた後でな!」
「うーー・・・。」
「(たく…蓮には毎回困らされる。
なんだか総司がそのまま大きくなったみたいだ。
ふー、早く図書館に行ってしまおう。)」
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むつきside
『(ふー、久しぶりのバイトだなぁ。
よし、頑張ろう!)』
私は小さなカフェでホール担当をしている。
ここのカフェは図書館の中にあるため
図書館を利用する人がたくさん来る。
今日も本を手に持った人たちが
カフェにたくさん来た。
『いらっしゃいませー!』
「今日も明るいねむつきちゃん!」
『そうですか?ありがとうございます!』
『いらっしゃいませー!
・・・・あ!』
「・・・・ん?・お前・・・蓮の。」