第4章 4
テーブルの上には大量の
ご飯がおかれている。
この量を短時間で作れる
この女2人に男たちは
全員心底驚いた。
『じゃあ、食べましょうか?』
そう切り出したむつきに
蓮が
「いただきます」
というと
いっせいにご飯に箸が
伸びていった。
みんな一口食べると
箸を加えたまま
固まってしまった。
それをみて千鶴とむつきは
顔を見合わせ気まずそうに
『もしかしてお口に合いませんでしたか?』
と不安げにたずねると
蓮以外の全員が八ッっとし
「「「「「うめぇぇぇ!!」」」」」
と叫んだ。
それを見てむつきと千鶴は
クスっと笑い
「よかったね!」
と話しがらご飯を再び食べ始めた
が
食卓はもはや戦場と化していた。
「平助!これは俺のだ!」
「新八つぁん!これは俺の!
取んないでよ!俺食わねぇと
成長できねぇんだよ!」
「新八、平助お前らは
静かにご飯を食べる事もできんのか?」
「そういう一くんだって僕の
おかずとってるじゃない!」
「それは、総司が早く食べないのが悪い。」
「じゃあ、僕は平助のご飯に夢中な
新八さんのご飯でももらおうかな♪」