第4章 4
『蓮にぃ~~!
ご飯出来たから
運ぶの手伝って~!』
「あー、今いく!
あっ、お前ら俺が話したこと
は内緒で頼むな!
あいつが思い出したら
また、悲しむから。」
「わかった。
蓮、俺も運ぶの手伝うぜ」
「僕も むつきちゃんの
所に行ってこよ~っと♪」
「総司、てめぇはここにいろ!
てめぇは手伝いなんざしねぇだろーが」
「うるさいなぁ、土方さん
僕だって手伝いぐらいしますよ」
「総司、お前の言う手伝いは
イタズラだ。故に俺が手助けに行く。」
「そういう一君だって
本当は むつきちゃんと
一緒にいたいから手伝いに
行くんじゃないの? 」
「な///お、俺は…
け、決してそんなことはない///」
『もぉー皆ご飯食べないの!?
蓮にぃも早く手伝って!
じゃないと、ご飯あげないんだから!』
「わ、わりぃ!
手伝う!手伝うから
それだけは止めてくれ!」
ドタドタとキッチンに走っていく
蓮をみて、その場にいた全員
むつきに頭が上がらないんだなと思った。