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【BLEACH】闇夜に咲く花

第2章 初めまして、久しぶり


「千早、お久しぶりですね」
「烈さん!お久しぶりです、お元気そうで何よりです」
「ええ。
千早こそ、左目……治って良かったです」
「今の技術のお陰でですね」
「いつでも四番隊に遊びに来てくださいね。
あなたなら歓迎しますよ」
「ありがとうございます!」


烈さんは、なんだかお母さんのような、お姉さんのような、落ち着く存在だ。


「なんだネ、お前が神咲千早だったのかネ。
もっと早く言い給えヨ」


ジーッと顔を凝視される。
この人……技術開発局で会った人だ。
私のことを雌豚と呼んだ人。
あの時も隊長羽織来てたけど、やっぱり十二番隊の隊長なんだ。


「仲良くする気はないが被検体なら歓迎だヨ」
「あはは、機会があれば……」
「今付けているのは阿近の作った義眼だネ?
どれ、もっとよく見せ給えヨ」


顎を掴まれ、至近距離で目を覗き込まれる。
ち、近い……!


「ほぅ……綺麗な青色じゃないか。
この色に仕上げるには相当苦労したんじゃないのかネ?」



ザリ……と指先で眼球に触れられ、驚いて後ろに飛び退いた。
何この人、距離感おかしくない?
普通人の目触らないよね!?
涅隊長の行動に内心凄く焦っていたけど、当人は特に気にする様子もなくその場を去って行った。



「……後程三、五、九番隊に伺いますね。
執務について色々とお聞きしたいこともあるので」




*****




先に隊長格の居ない五番隊に足を運ぶ。


「書類、任務の状況はどうなっていますか?」
「あ、すみません。
五番隊は全て日番谷隊長の指示で動いていたので自分では分かりかねます……」



三席と名乗る男性が申し訳なさそうに頭を下げる。


「分かりました。
明日また指示を出させて貰います。
まだ顔も実力も分からない相手に従うのは納得いかないかと思いますが、全員の命は私が背負います。
何かあれば遠慮なく声を掛けてくださいね」


五番隊の人達は不満も漏らさず、従ってくれた。
前隊長の影響かな。
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