第2章 初めまして、久しぶり
「はい!?阿近!?」
「お前の泣き顔がエロイのが悪い」
「悪くない!というか阿近徹夜続きでしょ?
寝ないと身体持たないよ、倒れるよ。
阿近が倒れたら技術開発局が回らないんじゃないの?」
「ヤッたら寝る」
「じゃあ私お暇するから、1人でシて寝な……」
「逃がさねぇ。目の前に女が居るのに1人でヤるかよ。
それに左目が慣れるまでこっから帰さねぇ。
変に副作用でも起こされちゃ堪んねぇからな」
「え、義眼に副作用なんてあるの……?初耳なんだけど」
「今まで見たことはねぇ。
が、それが千早に当てはまるとも分からねぇだろ。
だからそれが分かるまで、15分くらいか?その時間は嫌でもここに居て貰うぞ」
身体の上に乗られ、手首を押さえつけられて。
抵抗が出来ない。
振りほどこうにも意外と力が強い。
下腹部に押し当てられた阿近のソレは熱を帯びていて硬く、意識せざるを得ない。
「彼女さんとかに……」
「居るように見えるか?ただでさえ研究で忙しいのに」
「遊郭とか……」
「行ってる時間が勿体ねぇ」
「……あ、の……口でする……から」
「は?本気か?嫌なんじゃねぇの?」
グイグイと迫って来ていたのに、急に大人しくなる。
「阿近が困ってたら、なんとかしてあげたい」
「なんだよそれ、俺に惚れてんの?」
おかしそうに笑い、じゃあ頼むと私の身体を起こしてくれた。
「眠かったらそのまま寝ても良いからね」
と、阿近を診察台に寝かせる。
死覇装を脱がせれば、既に硬く主張する自身が現れる。
ソッと触れれば、ビクリと阿近の身体が震えた。
「っあ……ァ……」
シャワーを浴びたばかりの阿近自身はほんのりと石鹸の香りがした。