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【BLEACH】闇夜に咲く花

第12章 調査 #2


「へっ、や、待って、自分で出来る!」
「だぁめ。もう決めちゃった。
女同士だから良いでしょ?それとも見られて困るようなモノでもあるの?」
「でも、恥ずかしい……」
「あは、照れてるの可愛い。ダメ、千早が可愛いからイジメたくなっちゃう」



中途半端に脱ぎかけていた服を脱がされ、強制的に着替えさせられる。
阿近にもここまでして貰ったことないのに……!
必死でこれは任務と心の中で唱え続け、時間が過ぎるのを待つ。



「うん、出来た。やっぱりカワイイ。その服着てデートしよ」



ヤコがそのままお会計を済ませ、元の制服はショッパーに入れて貰った。
肩やデコルテが大きく開いてるだけじゃなくて、ロングスカートにはサイドに大きなスリッドが入っていて歩く度に足が見え隠れする。
こんな格好恥ずかしい。




*****




その後も彼女が満足するまで買い物に付き合い、日付が変わる直前でなんとか解放された。
凄く長かった……。
疲れて重くなった身体を引きずるように浦原商店に戻る。
その道中で伝令神機に来ていたメッセージを確認していく。



「お帰りなさい」
「あ、握菱さん。ごめんなさい、遅くまで……」
「神咲殿、店長が地下でお待ちですぞ」
「分かりました、ありがとうございます」



今日は他の皆の霊圧も地下から感じる。
こんな時間に集まるなんて話は聞いていない、私が居ない間に何かあったのだろうか。



「店長ー!神咲殿がお戻りになりましたぞー!」
「了解っス!そのまま千早サンに降りて貰ってくださいー」



握菱さんが上から地下に向かって声を張り上げ、喜助くんがそれに答える。
疲れた身体では階段を使うのが面倒に思えて、上からそのまま飛び降りた。
膝を曲げてしゃがんで地面に着地すると、なぜか皆の視線がこちらを向いていた。



「ごめんなさい、お話の邪魔しちゃいました?」



立ち上がり、スカートについた埃を軽く払うと皆に謝る。



「いーえ?大丈夫っスよん。
それより千早サン、随分とエッチな格好してるんスね」
「へ?あ!」



喜助くんの言葉に今の自分の服装を思い出す。
さっき思い切りしゃがんじゃったけど、下着見えてないよね!?
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