第11章 調査 #1
「一応声抑えろ、聞こえる奴が居るかもしれねぇだろ」
「っ、んん、ふっ」
後ろから伸びて来た阿近の大きな手が私の口を塞ぐ。
パンパンと奥に与えられる刺激に理性なんてどうでも良く思えて来てしまう。
阿近が動く度にグチュグチュという水音が響く。
「はっ……いつもより締まるな。そんなに外が良いのか?」
「っ、ふっ、うぅ……」
「息止めてたら苦しいだけだぞ」
「っひゃあッ、んっ、んんっ」
口を塞いでいた手が離れ、指が2本口に入って来た。
驚いたタイミングと同じくして、一層深く突き立てられた自身に声が我慢出来なかった。
声出すなって言っただろ、と口内を2本の指が動き回り、苦しさと気持ち良さで頭の中がボーッとする。
「1回イッとくか。声、我慢しろよ」
「ふぇ……?っ、ぁ、や、まっ……」
「待たねぇ」
「ふっ、ぅ、んんっ……ふ、ンンッ……!」
ガンガンと頭の中が真っ白になるぐらい強く深く突き立てられ、呆気なく限界を迎える。
声を我慢しなきゃなんてことは、早々に頭の中から抜け落ち、襲い来る快楽に身を委ねる。
「ここ、俺のが入ってんのが分かるか?」
「っ、ん」
グッと掌で押された下腹部。
外から押されてより阿近が私のナカに入っているのを自覚する。
小さく頷くと、今締まったなと笑われる。
「千早……好きだ。このまま孕ませたい」
「っ、んんっ、いいよ……?」
「阿呆か、まだ駄目だ。
あと1回イカせてやるから、そのあと口で出来るか?」
「んっ、うん、できる……!」
「お利口さんだな」
声我慢な、と囁かれると同時に深く深く押し込まれた自身。
頭の中が真っ白になる程の強い刺激に、思わず息が止まる。
「はっ、んん、ふ……うっ」
「イキそうだな。ナカがギュウギュウ締めつけて来やがる」
「んっ、んんっ、だめ、だめ」
「駄目じゃねぇだろ」
「やぁ、こぇ、我慢むり……っ、あっ」
「仕方ねぇな。指、噛んで良いから抑えろよ」
「はぁっ、んんっ、ふっ、んんんっ……!」
口内にあった阿近の指を噛むことで声はなんとか最小限に抑えることが出来だろう。
でも達したあとの疲労感で脚がガクガクする。