第2章 アイツは、あぁ見えて甘えん坊 ( 隠の後藤 )
何故か知らんが、場所を移動し。
コイツが借りてる部屋に来れば、速攻で膝の上へと頭を乗せてきた。
こっちでもっと、なんて言うからなんだ?と思ったら
普通に甘えたいだけかよ。
柱ってことは他の連中は知らないが、錆兎は感がいいから分かってるんじゃねぇかな。
其れでも、他の隊士からば 人外 ゙って理由で
ちょっと距離置かれてるから、怖いとかも言われてんだよな。
いや、俺も当時から知らなかったらビビってたと思う。
身長高いし、目が悪いからじっと見詰めるクセがあるのか、それがやけに怖いし、他の柱と同じ雰囲気を持つから、
弱い隊士ならビビってるだろうな。
だが、此奴を知ってるから怖くねぇけどな…。
「 後藤の匂いも、音も好きなんだよな…。落ち着く 」
頭を触れていた手を取り、指先を舐めてきたコイツを眺める。
犬というか、狼だからスキンシップは過剰だし、舐めて来るのはよくあるから慣れた。
だから好きにさせていれば、指の根本へと赤い舌を当てねっとりと絡め始めた事に目が点になった。
「 オマエ…なにしてんだ… 」
「 んー、なんとなく 」
そんなに舐める?ってぐらいに舐められていれば、片手だけなのにゾクッと反応する。
顔立ちがいいから、尚更意識し始めた頃に、コイツはスンッと鼻を鳴らす。
「 後藤、甘い匂いがするな 」
「 なっ、んな…匂いするかよ! 」
「 …食いたくなる 」
「 っ!? 」
起き上がったコイツは、俺を畳へと押し倒せば被さり片手を股間へと当て、触れてきた事にゾクッと背筋は震え焦る。
「 どこ、触ってやがる!? 」
「 触るの嫌なら…舐めてやろうか? 」
「 はぁ!?ちょ、ばか…おまっ… 」
友達じゃないのかよ。
仲のいい友達ってだけのはずなのに、なんでこんなことをし始めるか分からないから、戸惑っていれば簡単にズボンは下げられ、陰茎を取り出したコイツは舌先を当ててきた。
「 っ〜!! 」
本気で嫌なら蹴飛ばせばいいのに、それが出来ない俺はコイツに甘いと思う。
だから、こんな事をされても許してしまうんだろうな。
簡単に立ち上がった陰茎を舐められ、生温い咥内に招かれ頭を動かしたり、舌先を筋に当てて擦る感覚に、太腿は震え、視界が揺らぐ。
「 あ!っ、ぁ、くっ…やばっ、ぁ 」
こんなのされた事ねぇから…気持ち良すぎ
