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転生侯爵令嬢の溺愛物語

第4章 告白現場と口止め料


本当に不味いのでは?このままいけば、惚れてしまいそう。時折容赦なくて若干意地悪で・・・でも、意外と優しい。

氷の貴公子の異名は間違いではないと思うけど・・・そう言えば、あの告白した令嬢はあれは作為?別の人に告白しておいて、ずっとシェラザード様が好きだってなんて。

あ、そもそも、その伯爵家令息の返答は?そこも気になる。まさか、まさかだよね?


そして、翌日。二つの驚くべきことが起こる。

まず一つ目。

あの特徴ある舌ったらずの令嬢を見かけた。隣りに鼻の下を伸ばした令息とどうやら愛を育み合っているらしい。令嬢のことはおいておくが、令息のあのだらしない顔はどうにかした方がいいと思う。

令嬢・・・巨乳だったんだね。そっと自分のものと比べてみる。わ、悪くはないよね?ね?サイズは勝てないけど。

まぁ・・・二人が幸せならいいんだろう。


更に、二つ目。

予感はしてた。決定打は、昨日のお姫様抱っこで運ばれたことだろうと思う。要するに、蝶三姉妹の如く、お怒りの令嬢たちに詰め寄られている。

とうとう来たか・・・。しかし、学園とはいえ身分が当家より下の令嬢からこんな風に怖い顔を向けられるとは思ってもみなかったな。

心の中のメモ帳に、三人の家名を認めて置おく。

入学してから大人しくしていたのが裏目になった様だ。あの頃のまま成長したとすれば、この三人は私だったかもしれない。

いや、私はないわ~と毒づく。

キャンキャン吠えているけど、シェラザード様の無言の圧に比べたら可愛いものだと思う。

さて、今の私に味方などいない。遠巻きだったけれど、あの王子は私を見て見ぬふりをした。元々、助けて貰おうとも思わないけど。

相手も私が無言のまま、何の反応も示さないのが気に障ったのか一人の令嬢に突き飛ばされた。令嬢らしからぬ剛腕である。

想像以上の腕力に体が背後に倒れて行く私を、醜く歪んだ顔を浮かべる令嬢たちの表情が一瞬で真っ青になった。視線は、私の背後に向けられている。

そして、私は誰かの腕によって助けられた。

真上から覗き込んで来た顔は、金髪碧眼キラキラした笑顔のイケメンだった。
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