完結
[ID] 74956
[作者] 翡翠[概要] ゲームの世界に転生したお話
[ジャンル] 完全創作[ページ数] 205
[PV数] 351260PV
[しおりの数] 191
[作品公開日] 2021-11-09
[最終更新日] 2021-12-03 09:51
[拍手] 692
[ピックアップ] 5回
[作品説明]友人に勧められた乙女ゲーム。
メインキャラの第二王子を攻略した私は、最後の悪役令嬢への容赦ない断罪でドン引きしてしまう。
「乙女ゲームの最後が、痛々しいまでのスプラッタ劇ってどう!?それも攻略した王子自ら、悪役とは言え女の子に剣で何度も斬り付けるなんて。私なら、こんな王子は願い下げだわ・・・。」
そんな事を思いながらいつもの通学路を歩いていると、路地から飛び出して来たトラックに跳ねられてしまう。
「そう・・・だよ・・・どうせなら、こんな風に・・・一思いに・・・。」
そして、次に目覚めた時に視界に入ったのは・・・見慣れないゴージャスな天井だった。
そう、どうやら私は一度死んで、ゲームの世界に生まれ変わっていたらしい。
「痛い思いをしなかったのは不幸中の幸いだけど、どうせこの世界で生きて行かないといけないのなら・・・あんな王子は絶対に好きにならない!!」
更に、他の攻略キャラの四人も物騒な結末になりそうだし、悪役令嬢の私は全力でお近づきにならないようにしようと決意した。
攻略キャラにさえ関わらなければ、私の未来はあんな物騒な終焉にならないはず・・・そう、願う。
決意も新たに入学した王立学園の一年生。
地味に目立たないように生きて行こうと、余り人気のない場所で昼休みを一人で過ごす。
周りの人たちは、幼い頃から我儘放題だった私に近付いたりしない。故に、このまま三年間大人しくしていれば断罪などされないはず。
そして、今日もいつもの人気のない場所でひっそりとただ時間が過ぎるのを過ごす為だけの場所で・・・倒れている銀髪のイケメンを見つけた。
この日を境に、ゲームでは現れなかったイケメンと関わっていくこととなる。
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