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転生侯爵令嬢の溺愛物語

第25章 誕生日パーティー


「あの、シェラザード様。あの方は、いつもあなんな風にシェラザード様に抱き付いて?」
「あぁ、そうだな。無駄な行動だが。アメリアならいつでも受け止めてやる。」

やりませんけど、取り敢えず、ありがとうございます。

「アメリアの白い肌が赤くなってきたな。そろそろ出るか?」
「先にどうぞ。」
「そんなの一緒に決まってるだろう?この後、媚薬など使わなくてもいいと実証しなければならないからな。」

えっ?まさか・・・?

「準備が出来れば寝室に来い。」

実証なんて必要ないです~。確かに、明日も学園は休みですけど。でも、そんな確認なんてしなくていいです~。

「なるべく早くな?」

倒れたい・・・意識を飛ばしたい・・・。そんな無駄な想像をしていると、いつの間にか気が付いた時には寝室へと送りだされていた。

「来たか。こっちに来い。」

アメジストの瞳には、もう熱が燻っていて直ぐにでもと待ち侘びているかのように見えた。

「シェラザード様・・・私たち、学生で婚約者同士なのですが?昨晩も・・・。」
「いいから黙って私に愛されていろ。夜はまだ長い。」

全然、聞いてくれない。ここで拒否したらどうなるんだろう?ううん、知ってる。どうにかなるわけでもない。結果は変わらない。

「何を考えている?」

シェラザード様怖いです~。

「お手柔らかにお願いします。」
「その願いは、今日は聞けないな。私が満足するまで寝かさないから、その願いは今度な?まぁ、その今度も約束出来るか微妙だが。」

顎を掴まれ口を開けられ、貪るように口付けが始まった。シェラザード様の手が私のあちこちに触れ、昨夜に続いて花を咲かせていく。

あ~、凄く火がついてる。吐息が甘くて熱い。どれだけ私を翻弄するのやら。


翌朝、立派な小鹿にされた私は、絶対、媚薬なんかこの人には必要ないと実証させられました。肝心のシェラザード様は、物凄く艶々していてとても元気でご機嫌でした。

ううっ・・・色んなところが痛いです。
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