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東京卍會のお姫様

第10章 エーデルワイス


side夢主

久しぶりに兄と訪れた六本木はやっぱり楽しかったし、ご飯もすごく美味しかった。それになにより蘭ちゃんと竜ちゃんに数年ぶりに会えた。連絡先も交換したしまたすぐに会える。行ってよかった。

ご飯の後、ショッピングをしたりスタバの新作を飲みに行ったりしてすっかり夜になってしまった。楽しい時間は過ぎるのが早いな…。

家に着いてお互いお風呂に入る

「久しぶりだし兄ちゃんと入るか?」

『もう1人で入れますー!』

「ははっ冗談だよ!
風呂上がったら兄ちゃんの部屋集合!」

「わかった!」

お風呂から上がってお兄ちゃんの部屋に行くとドライヤーを持って待っていた。兄の足の間に座って乾かしてもらう。優しく優しく手ぐしを通してくれる。

「よしおっけー、そろそろ寝るか。
今日はお兄ちゃんと一緒に寝ような」

『ありがとうお兄ちゃん
うん、そーする!』

久しぶりに一緒の布団に入る。
やっぱり落ち着くなあ。

「東堂、学校楽しい?」

『始まった!お兄ちゃんの質問タイム!
学校はねーすっごく楽しい!』

「なんだよ、なかなか会えないんだからいいだろー!」

『うん、たくさん聞いてよ
話したいことたくさんあるよ!』

「そうだなー、あ、夏休み何してたの?」

『夏休みは東卍の皆と海行ったり夏祭りいったりしたよ!』

「海か…瀬川も行ったのか?」

『ん?瀬川…?
あー、車じゃなくてバイクで行ったの
後ろに乗せてくれてね、風が気持ちいいの』

「え、東堂バイクのったの?
東卍ってもしかして東京卍會のこと?」

『え、うん。そうだよ?』

もしかして暴走族だからもう関わるなってこと…?そんなのやだ。

「そっか、じゃあ安心して東堂を任せられるなあ」

『え…?』

思っていたことと真反対の言葉に驚いた。

「暴走族とはもう関わるなって言われるかと思った?」

『うん…。』

「東堂が今笑えてんのは東卍のおかげなんでしょ?なのに引き剥がすわけないだろ。それに兄ちゃんこないだ財布落としちゃってさ、そしたら後ろからすいませーんって走って追いかけてくれて財布拾ってくれた人がいたんだよ。東京卍會って刺繍の入った特攻服着ててさ、お礼したかったけどまたすぐ走ってどっか行っちゃったんだ。背が高くて金髪で頭の横に龍の刺青してたな…」
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