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東京卍會のお姫様

第10章 エーデルワイス


そしてお兄ちゃんは2人のことを灰谷'sって呼ぶ。

兄の灰谷蘭と弟の灰谷竜胆。

私と兄が六本木で買い物をしているときにも何度かバッタリ会って一緒にご飯を食べたりした。前はよく4人で遊んでたの懐かしいなあ。何故か最初に兄とあったとき竜胆ちゃんが急に帰っちゃったっけ。その日は蘭ちゃんと3人でご飯食べたなー。

「ねえすごく久しぶりじゃない?
東堂と六本木くると絶対バッタリ会ってそのままご飯とか行ってたよね。懐かしいなー、、。あのことがあってから俺も忙しくてこっち来れてなかったし…また4人でゆっくりご飯いこうね」

「あー…バッタリねえ…会ってたね
なー?竜胆?」

「そ…うだな?懐かしいな蓮くん。
東堂も元気そうで良かったよ」

『2人も元気そうで良かった。
そうだ、今度友達紹介したいから
渋谷に遊びに来てよ!』

「「もちろん」」

『じゃあ…今日のところはそろそろ行こうかな。またすぐ会おうね。』

そう言って2人に手を振り背中を向けると、後ろでなにか話していたけど聞こえなかったし瀬川を待たせていたからそのままお兄ちゃんの後をついていった。

「灰谷's相変わらず元気そうだったな。」

『灰谷'sって…お兄ちゃんしか言ってないよ!でも、そうだね元気そうだったね。六本木に来ること自体すごく久しぶりだったし…だけどまたバッタリ会えたから次来てもまた会えるよね』

「東堂っ!」

車に乗り込む直前、名前を呼ばれて振り返った。

『…竜ちゃん?どうしたの?』

走って追いかけてきたのかな…息が切れてる。

「いや、あの…あのさ。」

「早く言えよ竜胆ぉ」

「兄ちゃんは黙ってて」

それから竜ちゃんはひとつ深呼吸をしてから

「あの、東堂の連絡先教えて欲しい…です。次いつ会えるか分からないし…また何年も会えないのとか…その…」

「また会えなくなったら超寂しいから連絡先交換しよ?」

口ごもった竜ちゃんにかぶせて蘭ちゃんが言った。

『うん、もちろんだよ!
これでまたすぐ会えるねっ』

「ん。そうだな…っ」

「りんどー?ふふ」

竜ちゃんをみて微笑む蘭ちゃん。
ほんとにこの2人仲良いなー。
昔と変わってない。
また会えて幸せだな…。
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