第9章 同棲気分??
side夢主
お家ついたー…!
ふー、浴衣きっつーい。帯苦しい。
『たかちゃーん帯ほどいて欲しい』
1人で脱ぐのは大変だし、たかちゃんはこういうの得意だからついつい頼んでしまう。
「おい、男に帯ほどけって…どうなってもいんだな?」
『?????』
どうなっても…?ビリビリに裂かれたりしたら困るけど…。でも着せてくれたのだってたかちゃんじゃない。何言ってるの…?
たかちゃんが帯に手をかけて一気にほどかれる。
ふーっ苦しかったあ。解放された!
ドサッ
一瞬すぎて何が起こったのか分からない。天井がみえる。背中はベッドに付いていて…たかちゃんが覆い被さってて…。
「東堂…綺麗だよ…」
そう聞こえたと思ったら唇が重なった。押し返そうとたかちゃんの胸を叩いてみるけどビクともしない。だんだん体の力が抜けていく。
『たかちゃ…たかちゃん…まって…っ』
ゾクゾクして熱くておかしくなりそう…。
「東堂…ねえ東堂…っ
八戒に首のことなんて言われたの?
場地となんかあったの…ねえ…」
何度も何度も首筋に落とされるたかちゃんの唇。
『んったかちゃん…んっ』
「ねえ東堂答えて…」
苦しそうな声でカイちゃんと圭介くんのことを聞いてくる。こんなたかちゃん知らない。
『カ、カイちゃんが私の首の後ろ見て彼氏いるのって聞いてきた。いないって言ったよ…?』
「その前。八戒お前の指…っ」
『そ、それはっわたあめあげたの!
そしたら間違えて指も食べられちゃっただけ』
「どういう風に食べられたの?」
『え…っ?』
「こう?」
私の指を口に含んで舌をうごかすたかちゃん。指が溶けちゃいそう…っ。
『ちが…ったかちゃん//』
「こうやって舐められたりしたんじゃないの?」
『んあっしてなっい…っ』
「八戒にもこんないい声聞かせたのかよ」
『たかちゃ…っどうしたの?んっ//
いやあっ とけちゃうよおっ』
「ねえ東堂…っ。
とけて…俺と一緒にとけて…っ」
体がどんどん熱くなってくる。おかしくなってしまいそう。たかちゃんの体もあつい…。このまま本当に2人でとけちゃうかも…。