• テキストサイズ

東京卍會のお姫様

第9章 同棲気分??


side三ツ谷

「わりー待たせた」

手を繋ぎ戻ってきた2人。場地の様子がおかしい。東堂もどことなく紅い気がする。何かあったのは明確だろう。早く帰って2人きりになりたい。独り占めしたい。俺はいつからこんなに欲張りになったのだろうか。

「ん、かえるぞ。
おいで東堂」

場地から離れてトコトコ俺のところに歩いてくる東堂に心が満たされていく。そっと抱き上げケツに乗せてやる。

『お願いしますっ』

「まじちゃんと捕まっとけよ」

『はーいっ』

「ん、いいお返事。いくぞ」

その場にいた場地や八戒を置いて俺はすぐにエンジンをかけ走り出した。早く早く2人きりになりたかった。

『たかちゃん、来年もまた来ようね』

「ああ。また来ような。
今日楽しかったか?」

『うんすっごく!
たかちゃんラムネありがとうね!』

こいつが楽しかったなら俺も嬉しい。ラムネごときで何度もお礼を言う東堂にまた来年も買ってやろうと思った。

あっという間に東堂の家に着いた。
またそっと抱き上げて降ろしてやる。

『ありがとうたかちゃん』

「お易い御用ですよ お姫様」

部屋に着くなり東堂が言った。

『たかちゃーん帯ほどいて欲しい』

確かにひとりで着たり脱いだりすんの大変だけど帯ほどけは…俺のことどんだけ警戒してねえんだよ…。はあ…。

「おい、男に帯ほどけって…どうなってもいんだな?」

『?????』

キョトン…じゃねえよ。可愛いな…。
浴衣脱がせるなんて男なら誰もが1度は夢見るシュチュエーション。お前が言ったんだからな…。

帯に手をかけて一気にほどいていく。きっちりしめられていた浴衣がはだけてインナーが見えている。

ダメだ…我慢できねえ…

「東堂…綺麗だよ…」

後ろにあったベッドにそっと押し倒して唇を重ねた。押し返そうと俺の胸を叩いてくるけど段々と大人しくなっていく。

『たかちゃ…たかちゃん…まって…っ』

「東堂…ねえ東堂…っ
八戒に首のことなんて言われたの?
場地となんかあったの…ねえ…」

何度も何度も首筋にキスを落とす

『んったかちゃん…んっ』

「ねえ東堂答えて…」

別に俺はお前の彼氏でもないのに嫉妬でおかしくなりそうなんだ。だから何も無かったって言ってよ。
/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp