第9章 同棲気分??
プルルルルル
『ん、電話。んー、はいもしもし…』
着信音で目が覚めた。
「あー、何お前寝てたの?」
圭介くんからだった。
『んーっ?いま…なんじ。』
「もー昼だけど」
うそ…!そんな寝てた!?
たかちゃんは私を抱きしめたままスースーと寝息を立てていた。
「んなことどーでもいんだけどさ
今日の夜みんな誘って祭り行かね!」
そっか、今日はお祭りの日か。
『いきたい!私みんなに声掛けておくね!
誘ってくれてありがと圭介くんっ
じゃあまたあとでね!』
「おう、お前浴衣きてこいよー」
『せっかくだしそーする!じゃあね!』
ツーツーツー
『たかちゃーん、起きてもうお昼だよ』
「ん、はよ東堂。
起きて1番に東堂の顔見れて幸せ。」
『ふふ、私もたかちゃんが隣にいて幸せ!
あ、あのねたかちゃん。今日皆でお祭り行こって圭介くんから連絡あったの!みんな誘って行こ!私、エマに声掛けてマイキーと賢君も誘ってらうから、たかちゃんはカイちゃんに声掛けてくれない?』
「わかった。あとで八戒に電話する。
だからもう少し抱きしめさせて。」
最近知ったけどたかちゃんは眠いとすごく可愛い。甘えん坊さんみたいで可愛い。なでなでしたくなる。
『私今日浴衣きたいんだけどたかちゃん着付けできる?』
「ん、任せろ。
だからもう少し抱きしめさせて。」
しっかり者のたかちゃんが甘えてくれてる。いつもは私が助けてもらってばっかりだからなんだか嬉しい。
『さすがたかちゃん!ありがとう!』
「東堂…。チュッ」
呼ばれた声に反応してたかちゃんの方を向けば、スっと顔が近づいてきて唇が重なった。
『んったかちゃん…///』
「おれだけの可愛い東堂。」
寝ぼけてる…?目開いてない…よ?