第2章 出会い
それから場地が俺たちの紹介をした。
「こいつはマイキー!そんでこっちのデカいのがドラケン。こっちはパー、こいつは一虎、こいつはさっきもいってたけど三ツ谷で、俺は場地圭介な。」
うんうんと頷いては、よろしくねと太陽みてえな笑顔を1人1人にむける東堂
マイキーがじっと東堂を見て言った
「はは!お前めっちゃ可愛いな!俺らの中にいたら紅一点ってやつだな!お前は今日から俺らの姫様だ!いいな!」
「マイキーが言うならそうだな。お前は今日から俺らの姫様だ。俺たちが守ってやるよ」
マイキーに続きそれに賛同したのがドラケンとくれば満場一致以外の何物でもない。
もちろん俺だって賛成だ。守ってやる。
だけど当の本人はポカーンとしている。
まあ俺もこいつの立場だったら同じ顔するわな。
『わたし…ここにいていいの?』
「? あたりめーだろ!だから連れてきたんだ!」
場地が女を連れてくるなんて初めてだった。
『…っ!ひっっぐっんっ ありっがどお…っ』
「泣くなって!ケンちんがそんなに怖いか?」
「おいマイキー俺関係ねえだろ絶対」
『ちがっちがうのっ!今すごい寂しくて苦しくてそんなときに皆と出会って…なんかっ…っ生きててよかったって思ったの…っ』
それから東堂は、私ね…と
今自分が置かれてる状況を話してくれた