第9章 同棲気分??
side夢主
たかちゃんのうしろに乗せてもらい家まで帰ってきた。たかちゃんとプチ同棲?を初めて4日目の夜。すごく楽しい。1週間なんて長い期間お願いしたのに、たかちゃんは嫌な顔ひとつせずにそばにいてくれている。本当になんて優しいんだろう…。助けられてばっかだな。
そうだ。お兄ちゃんに連絡してみよう。
『たかちゃん、私お兄ちゃんに電話してくるね。先にお風呂入ってきていいよ!』
「ん、わかった。お風呂いってくるわ」
私の頭をポンとひと撫でしてたかちゃんはお風呂に行った。
プルルルルル
「もしもし、東堂か?」
『おに…ちゃん…っ。』
久しぶりに聞いた兄の声に涙が溢れそうになる。
「なかなか帰れなくてごめんな。
あの、東卍?の人たちとは上手くやれてるか?」
『うん、皆すごい優しくしてくれる。
私皆と出会えて本当に幸せだよ。』
「そっか…兄ちゃんも今度お礼言わなきゃな
来月は家に帰れるから一緒にご飯食べような」
うそ!来月お兄ちゃんに会える!
『ほ、ほんと!?楽しみにしてる!』
「ああほんとだよ。
そろそろ戻んなきゃ。皆と仲良くな
電話くれてありがと。仕事がんばれるよ。
おやすみ、愛してるよ東堂。」
『うん、おやすみお兄ちゃん
お仕事頑張ってね。私も愛してるよ』
ツーツーツー
遠慮なんてしなくて良かったんだ。
電話してよかった…。
久しぶりにお兄ちゃんと話せて心があたたかくなった。
さあ、私もお風呂行こっと。
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ガチャ
部屋に戻るとたかちゃんが髪も乾かさず床で寝ていた。風邪ひいちゃうよ…。
『たかちゃん?髪の毛乾かさなきゃ風邪ひくよ?』
まだ寝ぼけているたかちゃんを座らせて髪を乾かす。髪が短いとすぐ乾いていいなー、なんて思いながらドライヤーを片付ける。チラッとたかちゃんを見るとコクコクと頭が動いてる。いつもしっかり者のたかちゃんが今は赤ちゃんみたいでなんだか可愛い。