第9章 同棲気分??
side場地
今日の集会にアイツは来るだろうか。
アイツ別に東卍のメンバーじゃねえから毎回来るってわけでもねえ。だからいる日はすっげえ嬉しい。好きな女に1秒でも会いたいじゃん?しかも最近は三ツ谷とばっかいやがる。お前のこと見つけたのは俺なのにな。
神社に着いて1番にあいつが目に入った。
やっべ。嬉しくて頬が緩む。
でもアイツの隣には三ツ谷がピッタリついてた。
そこにもう1人。三ツ谷んとこの副隊長も来た。
東堂はいつも色んな人に囲まれてる。
すっげえ愛されてる。大切にされてる。
けど俺だけのもんにしてえな…。
アイツの瞳に少しでも自分を写したくて俺もアイツらの輪に入っていった。
「おー東堂。お前最近三ツ谷とばっかいるな」
思わず言ってしまった。
『圭介くん!そう…かな?』
もっと呼んでほしい。その声で俺を。
「俺のことも構えよっ」
くだらねえ嫉妬だってバレないように精一杯笑って東堂の肩に手を回した。
「おい、イチャコラしてんな、行くぞ東堂。」
だけど三ツ谷の声ですぐに離れていってしまった。かと思ったら小さな手が俺の手を引いた。
『まってたかちゃん!圭介くんも行こ!』
コイツの言葉とか行動ひとつで浮き沈みする俺は相当チョロい。