• テキストサイズ

東京卍會のお姫様

第9章 同棲気分??


今日は…確か集会!

お昼ご飯を食べたあと寝てしまった私達。
たかちゃんを起こさなきゃ!

『たかちゃん!集会!起きて!』

「んん…はよ。そうだったな。」

たかちゃんは寝起きがいい。私とは正反対。

最低限身だしなみを整えて、たかちゃんは特攻服に着替えて、私たちは家を出た。たかちゃんのバイクの後にのせてもらう。

『おねがいします!』

「おう、つかまっとけー」

ブォンブォンブォン

あっという間に神社に着いた。

『ありがとたかちゃん!』

「いつでも乗せてやるっつの」

そう言って頭をなでてくれた。
なんだか安心する手だ。

「たかちゃーん!東堂ちゃーん!」

『カイちゃん!』
「おー八戒」

ブンブン手を振ってやってきたカイちゃん。

「あれ、なんかたかちゃんいつもと匂い違う!あれ!東堂ちゃんと同じ匂いする!え!たかちゃんまじ!?」

どういうことだろうか。
同じシャンプーを使ってるから同じ匂いだし、特攻服も一度私の家で洗った。ただそれだけなのにカイちゃんは何をそんなに慌てているのだろうか。

「ちと黙っとけ八戒。

お前が想像してることはなにひとつない」

なんの話しをしているのかさっぱり分からない。

「そ、そっか!よかったあ…。」

よかった?何がよかったの?

『ねーねえ、なんのお話??』

「東堂「東堂ちゃんにはまだ早い!」」

教えてくれないの…寂しいな…。
しゅんとしてしまう。

「おー東堂。お前最近三ツ谷とばっかいるな」

『圭介くん!そう…かな?』

確かにここ数日はずっと一緒にいるしなあ。

「俺のことも構えよっ」

ニカッと笑って私の肩に腕を回す圭介くん。

「おい、イチャコラしてんな、行くぞ東堂。」

『まってたかちゃん!圭介くんも行こ!』

ここに来るといつも皆が話しかけてくれる。
皆ケンカばっかりして傷だらけだし見た目は怖いし口悪いけど優しい人ばっかりなの。私はみんなのことが大好き。東卍のメンバーは私の大切な大切な宝物。
/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp