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東京卍會のお姫様

第9章 同棲気分??


東堂に頼まれて1週間こいつの家で寝泊まりをすることになった。今日は3日目。今のところ俺は俺を抑えられているしなんとかやってる。この3日間俺たちは一緒に夏休みの宿題をやったり、夕飯を一緒に作ったり、バイクで走りに行ったり、ホントに同棲気分を味わっていた。

『たかちゃん!今日はこれ見よう!』

お風呂から上がって寝る前の時間。
この時間は決まって東堂の好きな映画を見る。

「おう、じゃあ俺なんか飲みもん持ってくる」

『わー!ありがとたかちゃん!DVDセットしとく!』

飲み物を注ぎながら俺はため息をついた。
正直手を出してないのが奇跡ってぐらいに俺は我慢してると思う。よく頑張ってると思う。なのにあいつときたら、うすいTシャツにケツが見えるくらい短いショート丈のパンツを履いて毎日風呂から戻ってくる。

部屋に戻るなり東堂は俺にピッタリくっついて映画を見始めた。これだけでも反応しちまうくらいだ。

1時間くらいだったところで肩に重みを感じる。
まーた寝たんかこいつは…。たく…。
いつも最後まで見終わらずに寝てしまう東堂を俺はいつもベッドにそっと運び、起こさないように俺も隣にねる。こいつが寝てくれることによって手を出さずにすんでるのかもしれねえ。

今日もいつもみたいに東堂をそっと横抱きにしてベッドへゆっくりとおろした。俺も隣に寝転がり東堂の寝顔を見る。人形みたいに整った顔立ち。いつ見ても可愛いな…。

『んっんんーっ』

「ん?東堂?起きたのか?」

『たかちゃん。私また先に寝てた…?』

今日もごめんねと眉を下げてしゅんとするこいつが可愛い。

「いいよ、寝なよ東堂。

何度だって俺がベッド運んでやっから」

寝てくんなきゃ俺が困るんだよ…。
理性ギリギリで保ってるからさあ…。

『たかちゃん。ほっぺにちゅーして』

え?なんつった?

「え、え?え?ちゅー?」

『うん。して?』

「え、いいの?え、ちゅーってちゅー?」

『うん。ほっぺにちゅーして』

なにがなんだかわからない。
こいつは何をいってるんだ…?
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