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東京卍會のお姫様

第7章 三角関係


side三ツ谷

俺が風呂から戻ると東堂と場地はもう部屋にいて、俺が最後だったらしい。

たかちゃん髪乾かしてあげるってベッドの前に俺を座らせた東堂。小さな手が俺の頭をなでるように優しく乾かしていく。幸せ。場地みたいに髪長かったらもっと長い時間コイツに髪乾かしてもらえるのに俺髪の毛短いからなー…。

それから俺たちは東堂を挟むようにして座って今、映画をみている。東堂の大好きなプリンセスの映画だ。ここがね!とかそのあとね!とか説明しながらきゃっきゃ見てるこいつがガキみたいでほんと可愛い。しばらくして静かになったなと思ったら俺の左肩に重みを感じた。

スースー

あれ、寝ちゃったのか?ガキンチョだなほんと。

「三ツ谷ぁ、ベッドに運んで俺らもそのまま寝よう。」

「ん、そだな。」

お姫様を抱き上げてベッドに移動させる。その両脇に俺らもそっと入る。起こさないようにそっと。

『んっ、あれ…私また寝てた…?』

可愛いお姫様の両脇にパンイチの男が2人。なんつー絵面。

「東堂?寝よ?」

『圭介くんの体あったかい。もっとくっついてもいい…?』

「っ!?…お、おう。」

おいおい俺ハブかよ。

「おい東堂俺もあったけーぞ?」

『ん、ほんとだあ。

圭介くんとたかちゃんでぎゅーってして?』

そう言って振り返ったこいつの柔らかいものが俺の胸に押し付けられる。あ…。ほんとやだ。すぐ元気になる俺の下半身を恨んだ。

『け、圭介くん…?なんか。なんか当たってる…。

たかちゃっ。なんか硬いのぉ…熱いの当たってる…』

おーい場地もかよ…。

「なあ東堂。俺たちだけパンイチ変じゃね?

東堂もぬぎぬぎしようか?下着だけになろうね」

なにいってんだ場地。確かにこいつの下着とか…見てえけどよ。さすがのこいつもそんな下心丸出しの提案乗らねえって。

『…そ、そうだよねっ!私だけずるいもんねっ

わ、わかった!じゃあ…脱がせて…?』

!?

「三ツ谷おまえ下ぬがせてやれ。

俺は上脱がせっからよ。」

「はーい、バンザイしようねえ、よいしょっ」

俺と場地の間には下着だけに包まれた東堂。
綺麗な水色の布に包まれた大きな2つ。

東堂は恥ずかしそうに顔を赤くしている。
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