第7章 三角関係
『へへっ照れるなあ…/// きゃっ』
場地がひょいっと東堂を横抱きにした。
『な、なに圭介くんっ 恥ずかしいよぉ…!』
「東堂、俺のお姫様になるか?」
俺さっき東堂のこと好きって場地に言ったよな?お前知っててそういうことするの?
いや、目を見ればわかる。
場地の目は友達を見る目なんかじゃない。
場地もこいつが好きなんだ…。
それなら俺も負けてらんねーじゃん?
「東堂、こっちおいで」
場地の腕から東堂を奪って今度は俺が横抱きにする。
『た、たかちゃんまでどうしたの…?』
「まじで可愛いよ。俺だけのお姫様になってよ、ね?」
恥ずかしいのかバッと顔を逸らされてしまった。
「おい、目ぇそらすなよ東堂。俺をみて?」
『んっっ。たかちゃ…はずかしっ』
赤くなってるこいつが可愛くてしょうがない。
「おいおい三ツ谷ぁ。独り占めかあ?
東堂はどっちが好きなんだ??」
『…?? 2人ともだーいすきだよ!!』
やっぱうちの姫さんには適わねぇ。
俺らの好きとこいつの好きは違ぇから。
「ははっ俺らもお前のこと大好きだよ」
嬉しそうに笑いながら、ドレスがシワになっちゃうしこのままお風呂に入ってくるねって俺の腕から降りた。
『2人もお風呂はいってきていーよ!
瀬川に準備お願いしてあるからごゆっくり!』
そうして俺たちはそれぞれ風呂に向かった。