第7章 三角関係
東堂が部屋を出てって俺ら2人になる。
「おい場地。さっきお前何しようとした」
あいつの初めては俺が全部ほしいのに。
付き合ってもねえのに独占欲だけがどんどんでかくなる。
「いや、わりぃ。でもあれは勘違いすんだろ…」
「まああんな可愛い顔近づいてきたらな…」
「だろ!?あいつ可愛すぎんだよ。平然と俺に跨ってたけどあれ結構エロくね?あれ2人きりだったら誰でも襲うだろ。」
確かにあんな可愛くて胸も大きくてスタイルのいいアイツが自分の上に跨ってきて襲わないってほうが厳しい。だから昨日の夜俺すっげえ耐えてたんだよ。
「いや…うんわかる。でもあいつ俺らは絶対そういうことしないって思ってるんだよな。警戒心ゼロ。」
「あーたしかに。だから俺ら2人泊めるっつってんだもんな。」
「場地ってさ、好きな女とかいんの」
「んだよ急に。」
「いや、気になって。」
「んー、好きとかよくわかんねえけどさ。東堂は特別だよ。」
「まあ…そうだよな。マイキーもドラケンも俺も言わないけどパーだって一虎だって東堂のことすげえ大事に思ってる。俺らの姫様は俺らが守んなきゃな。」
「そーだな。んでお前はやっぱ東堂のこと好きなの?」
「…まあな。多分すげー好き。」
ガチャ
『ごめんお待たせ!たかちゃんよろしく!』
いきなり入ってくんなよビビるだろ!
「んお、任せろや
んーと、まず採寸すっから…じっとしとけ」
胸元を測ってウエストを測って…手が震える。
好きな女の胸測ったことある?ねえ?
『たかちゃん?おててプルプルしてるよ…?』
おてて…?かわいいね?
「たかちゃーん、おててプルプルしてますよー!ははっ」
「うっせ場地!!!」
頑張れ俺のおてて。
なんとか採寸を終えてドレスを直す。
「うい、これでどーかな。ちょっと着てみ?」
俺と場地が廊下に出て部屋の中で東堂が着替えている。
『たかちゃーん!圭介くーん!きれた!』
ガチャ
「「………っ」」
まって…見るの2回目だけど綺麗すぎてやばい。やっぱサイズがピッタリだとすげえ映える。
「まじもんのお姫様じゃん…まじ綺麗だよ東堂。」
場地に先に言われた。くそっ。